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マイナビABCチャンピオンシップがメディアデーを開催
鈴木にとって、同大会は1993年から出場しており、何度も優勝争いに加わった大好きなトーナメントだ。
だが、昨年はハプニングにも見舞われて、つらく苦しい1週間となった。
2日目、予選ラウンドを同組でプレーしていた髙橋竜彦が4ホールの過少申告で失格、同伴競技者・マーカーとしての責任を背負って決勝ラウンドの2日間を戦った。
また最終日には、2位に5打差をつけてスタート。大量リードが逆に鈴木を苦しめた。これで優勝できなかったら、もう二度と勝てないんじゃないか……。
そんな重圧と不安を乗り越えて、5年ぶりのツアー通算8勝目を挙げることが出来たのは、大切な家族の支えあってこそだった。
大会最終日には妻・京子さんと長男の貴之くんが応援に駆けつけた。また、歌手として活躍する娘・愛理さんからは、会場に来られないかわりに激励の手紙とお手製のお守りをもらうなど、まさに家族の愛に包まれながら掴んだ勝利だった。
この日のメディアデーには、その愛理さんがスペシャルゲストとして出席。しかし、事前に知らされていなかった父親は、愛娘の突然の登場に驚きを隠せない。
「スペシャルゲストと聞いたので、どんな綺麗な女優さんが来るのかと思ったら、まさか、まさか。全然知らなかった。ここ最近のなかで一番のサプライズでした。昨年は家族のつながりの大切さを改めて感じた大会でした。愛理は自分も忙しい中、お守りを作ってくれて。
今年は連覇がかかりますけど、連覇というのは難しいものなので。これまで連覇したことが無いですし。
でも、本当に好きな大会なので、それまでに1勝してプレッシャーがかからない状況で、本番を迎えたいですね。毎年、大会を楽しみにしているという気持ちを忘れないで、自分の良いプレーをしたい。自分の中で、良いプレーが出来るという予感もあるので、良い試合を皆さんにお見せしたいなと思います」と家族への感謝と連覇にかける意気込みを語った。
なお、メディアデーではチケット情報、TV放映、ポスタービジュアルなどの開催概要も発表され、今年からお得な“前売の4枚セット券”を新たに発売することも発表された。
前売券(4枚セット券・1日券)は、ABCチケットセンター他、全国のプレイガイド、コンビニエンスストアなどで好評発売中です。
大会情報はマイナビABCチャンピオンシップ・オフィシャルホームページへ