首位発進した前日初日、「今年は良い発言も出てくると思います」と長年のネガティブ発言の封印をほのめかした久保谷だったが、やっぱりダメだった？！

この日２日目は大雨降りしきる中、「なんとかスコアだけは落とさないようにと思ってスタートしていきました」と、耐えるゴルフを強いられた。

難条件の中で、あいかわらず「僕はいつ、何をやらかすか分からない」という自身への疑いは晴れず、「前半はアップアップ」。

どうにかイーブンパーで折り返して後半は３つ伸ばして、首位と２打差に踏みとどまっても、ポジティブな言葉は出て来なかった。

「昨日が取りすぎた（９バーディ）ので、今日はあまり取っている気がしない」と、10番で10メートルのバーディパットも、ホールアウト後はほとんど本人の記憶にも残っていない状況だった。
「くだらないことで、ズルズルやらないように心がけたのが良かったとは思いますが、曲がるかもと考えながら、ゴルフをするのはつらいです」。

このオフは、先週も含めてアジアンツアーに参戦してきただけに、「試合感はある。でも、内容はまだまだ練習。クラブにきれいに当たらないから、僕の中ではまだ開幕したくないって感じ」と、やっぱり愚痴が･･･。

「昨日は“前向きになります”みたいに言ったけど。もうちょっと待ってもらえますか？」。真顔で懇願して笑わせた。

• 久保谷 健一