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関西オープンゴルフ選手権競技 2011
関西オープン初日は2人が首位タイに
コンランはインスタートの11番で、奧から下りの10メートルを沈めて、勢いづいた。後半は8番で、手前のバンカーから15ヤードのアプローチが直接、「入っちゃった」と、45歳がはしゃいだ。
7つのバーディを奪いながら、「今日はアイアンショットがすごく良くてさ。他にもチャンスはあって。3番では2メートルを外したし、5番では3メートルを決め損ねた。もったいなかった」と、この日は65をマークしながら、まだ欲張った。
会場のここ小野ゴルフ倶楽部は「思わず笑っちゃうほどフェアウェイが狭い」と、こぼしながらも、ベテランの集中力は途切れない。
日本と季節が逆転する母国・豪州は、「いまはすごく寒くて」。自宅で過ごした先週まで2週間のオープンウィークから一転、今週は溶けるような日本の暑さに「ついていくのが大変だよ!」と、悲鳴を上げつつ「明日も出来るだけ精神を統一して、頑張る」と、腕をまくった。
ツアー1勝は、ちょうど次週の「VanaH杯KBCオーガスタ」。2004年大会のチャンピオンは、やはり猛暑の中で、栄冠を勝ち取った過去がある。
「暑いのが得意? そんなわけはないけれど。こんな季節の対策はまあ、練習を控えるくらいかな」と浮かべた苦笑いの中に、ひそかな自負が見え隠れしていた。