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東建ホームメイトカップ 2012
冨山聡は片山との最終日最終組を逃す
この日3日目は、雨がやんでからやにわに吹き始めた強風の影響で、片山でさえ一目置くパットに異変が起きていた。「風が吹き出してから緩んできて、ストロークにも自信がなくなって。修正しようとして考えすぎた」と、15番ではエッジから3パットを打って、3位に沈んだ。
「パットは僕の生命線なのに」。それだけにホールアウト後は、すぐにでもパッティンググリーンに行きたそうなそぶりを見せた。
このオフは、片山の恒例の宮崎合宿で、1ヶ月以上もともに過ごすことができた。「晋呉さんは、何を質問しても、すぐに答えが返ってくる」と、そのエキスを存分に吸い込んで、開幕を迎えた。今大会の開催前にも「かなりレベルアップしている」と、言ってくれた片山。結局、最終日は一つ前の組から2打差で追いかけることになった。
「でっかい壁ですけどちょっとでも近づけるようにがんばります!」。
今季初シードの34歳は、偉大な師匠の存在を励みに、念願の初Vを目指して歩く。