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関西オープンゴルフ選手権競技 2011

趙珉珪(チョミンギュ)が首位浮上

9番で逆転に成功して握ったガッツポーズ!! このまま逃げ切れるか。
前日初日に10アンダーの61をマークしたリーダーが、まさかの失速。ベーシックが痛恨のトリプルボギーを打った9番でバーディを奪い、首位に躍り出た趙(チョ)は、一時は独走態勢を築いたものの、途端に「プレッシャーがかかってしまった」と振り返る。

13番からの連続ボギーは、特に「イージーボギーを打ちやすい」という14番で警戒しすぎた。パーオンに失敗。右足だけバンカーに入れて打つ不自然なアプローチを寄せきれず、7メートルもパーパットを残した。

その間に、白(はく)がジワリと迫ったが、18番のOKバーディで、再び2打差で突き放して、改めて心に誓う。

「明日こそ最後まで、落ち着いてプレーしたい」。

ゴルフの技術もさることながら、同じ韓国勢にも一目置かれているのが精神面の強さだ。それでも、自身2度目の最終日最終組には当然、プレッシャーは免れないだろう。

「その中でも慎重に頑張りたい」。

昨年、韓国勢として初の賞金王に輝いた金庚泰(キムキョンテ)は趙(チョ)にとってもやはり憧れ。「僕もいつか日本の賞金王になりたい」と、デッカイ夢を抱くからには、まず最初の一歩を踏み出さなければ。

「今はまず、初優勝を挙げることが目標です」。
夢への階段を一歩ずつのぼる。

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