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サン・クロレラ クラシック 2012

松山英樹さんが首位と2打差に

東北福祉大3年の松山さんが、先輩の谷原と
先輩・後輩対決は予選2日間をひとまず終えて、現役大学生に軍配が上がった。東北福祉大出身の谷原秀人と、昨年覇者でもある池田勇太に挟まれて、「今日は3人ともバーディがたくさん出た中で、僕も先輩2人についていけるようにと。楽しく回れました」と松山さんは言った。

そんなしおらしいセリフが憎らしくなるほど。前半こそ11番でボギーが先行したが、昨年もここ小樽で3日目に64をマークした。「去年は12番で、パーが一度も取れなかったんですけど。今日は、悪い流れを断ち切ることが出来た」。
右手前から4メートルにつけて、このパー3で初のバーディ獲りに勢い付いて、先輩2人を凌駕した。

今年2度目のマスターズから、スタンスを狭めて取るようになったというパッティングは「まだまだ」と、納得はしていない。

今週は、小樽の9番と16番で計測中のドライビングディスタンスでは2日間平均で304.00ヤードを記録して、堂々のランク2位。しかし、これにも松山さんは、首をかしげる。

ティショットで「ああ」と悔しそうに声を上げながらも、ボールは常に谷原や池田の前を行っている。
それにもかかわらず、「本当ならもっと飛ぶ」。
練習場で、無駄な力を抜いたスイングに取り組んでいる。「でもこの2日間は、リキんで当たりが悪かった」と、反省しきりだ。
「こんなスイングをしていたら最終日まで持たない。昨日、今日と練習したように出来ていないのが悔しい」と、自らに憤る。
また、「ティショットもフェアウェイには行っているけど、ミスショットで行っているので、気持ちは良くない」と、大いに不満の残る内容でもV争い。
「ミスをどれだけ減らせるかが明日からの勝負。もっと練習して頑張ります」と、スーパーアマはもはや現状に浮かれたり、甘んじるということがない。

同学年のライバル、石川遼も成し遂げてはいない。アマチュアとして、プロの試合で2勝目という快挙にむけ、松山さんが好位置で大会を折り返す。

  • 池田との同組ラウンドで、2人を凌駕してV争いに! 66をマークしながら、それでも「不満」と言い張る大物ぶりでツアー2勝目を狙う

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