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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2008
手嶋多一がエコ活動に参加!!
なりきって列に並び順番を待つ。
ようやくゲットした弁当をその場で開けて、ソースがたっぷりかかったカツをパクリ。
「うわっ、まじで美味しい!」と感嘆の声をあげた。
さらに弁当のおつりで“オリジナルマグカップを使用すれば100円”の麦茶を購入。乾いたのどを潤しながら、うち20円が環境問題に取り組む地元のNPO団体に寄付されることを伝え聞き「ほんとうに、素晴らしい取り組みだよね!」と、目を輝かせた。
一昨年前から今大会でスタートしたエコ活動「初めの第一歩」。その一環として、会場内の飲食店で出す食器を環境に優しい可燃性食器を使用するなどして対策に取り組んできたが、今年からさらに新しい試みが始まった。
食品を輸送する際にかかるCO2の排出、いわゆる「フードマイレージ」を減らすため、メニューをすべて地元・茨城産、もしくは近隣県で収穫された地元産のものを使うことで、CO2ゼロ化を目指すことになったのだ。
期間中の飲食販売を担当するNIK(ニック)ジャパンの田口和弘さんが中心となって、新メニューを工夫、考案されてきた。
まずは開催週の7月第1週に、地元の市場でどんな食材が流通するかとの調査から開始。
茨城産の豚肉とキャベツを調達して「とんかつサンド」や「カツカレー」を。
さらに、地元製麺所の麺を組み合わせて焼きそばを作った。
通常よりどうしても高くつくコストは、豚を丸ごと1頭仕入れたり、余ったほかの部位も使用したメニューを作ることで、良心価格で提供できるように工夫をされた。
週末は1万人超を超えるギャラリーにも対応できる調理法、また子供たちも喜ぶメニューなど、試行錯誤が続いたそうだ。
そんな苦労の末に、いよいよ迎えた本番は、見た目も値段も納得の豊富なメニューが誕生した。
ポークカツ弁当は中でも特に、田口さんの自信作だ。
それだけにこのほど“エコ大使”に就任した手嶋の感想が大いに気になるところだったが、お墨付きをもらって、田口さんも満足そうだ。
文字通り「初めの第一歩」を踏み出した手嶋も、田口さんの取り組みに関心しきりだ。
普段から環境問題に関心を持ち、ラウンド中に使ったティをこまめに拾ったり、コースに落ちているゴミは拾うよう心がけている。
「出さない、落とさない」をモットーにしている手嶋にとって、大会の取り組みに賛同しないではいられない。
「地元で取れたものを地元でいただくなんて、まさに理想的。この大会だけでなく、今後も環境に優しいトーナメント作りに協力していきたいですね」と言いながら、ポークカツ弁当をきれいに平らげて、「スタッフのみなさんが工夫を重ねて作ったお弁当。とっても美味しいのでギャラリーのみなさんもぜひ味わってみてくださいね!」と、アピールしていた。
一方、もうひとりの“エコ大使”の宮本勝昌はこの日は中継局のNHKの放送ブースに入って、大会と大会で取り組むエコ活動を紹介。
初日から大忙しの2人の“本職”での活躍にも大きなご声援を…!!