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谷原秀人ジュニアクラシックを開催(8月1日)
この大会は、谷原と松永カントリークラブが共催する、小学生を対象としたゴルフとスナッグゴルフの大会で、谷原は、毎年成長する子どもたちとの触れ合いを楽しみに駆け付けて選手たちを激励。また今年はツアー仲間の谷口拓也も応援に加わり谷原をサポートした。
夏の日差しが照りつけるドライビングレンジに現れた谷原と谷口は、ホールアウト後に次々とやってくる選手たちを笑顔で迎え、15打席ある練習場を行ったり来たりしながら、一人ひとり丁寧に指導した。
棒立ちしてアドレスする子には「起きあがって構えて良いことはないから、前傾姿勢にしよう」と説明。ショットが詰まり気味な子には「体とグリップエンドの隙間をボール一個分ゆとりを」と教えると、二人ともボールがまっすぐ綺麗に飛ぶようになった。
練習場での指導は、なんと4時間以上にも及び、ドライビングレンジの次にはパッティンググリーンでもコツを伝授。谷原と谷口は、滴る汗をタオルでぬぐいながら、最後の一人まで熱心に指導した。
子どもたちに指導する谷原にとって、 このゴルフ場は特別な思い入れがある場所で、懐かしさに浸っているようにも映った。
松永カントリークラブは、12才でゴルフを始めた谷原が、ゴルフの基礎を学んだコースで、父、直人さんと、自宅の尾道から車で何度も行き来した、思い出深いコース。
谷原にとっても直人さんにとっても、最も印象深い出来事は、谷原が高校1年生のときだ。
ゴルフを始めるきっかけを作ってくれた父と、クラブ選手権で偶然にも1回戦で対戦することになった。
谷原は敵わず敗退したが、翌年からは2年続けて王座を勝ち取り、チャンピオンボードには、今もなお父と並んで名を刻んでいる。
「最初は親子のレクリエーションとして、夕方にプレーして楽しむ程度だった。」と話す直人さんも当時を懐かしく回想した。
そんな思い出深いゴルフ場が、地元のジュニアたちのために、休日返上でコースを解放してくれ、次の世代のジュニアたちに素晴らしい環境を提供し続けてくれている。
表彰式で谷原は、「ゴルフは素晴らしいスポーツ。沢山の人たちと出会うことができるから、いろんな試合で友だちをつくってほしい。そして、みんなのがんばりに負けないように、僕も結果を出していきたい。」と、参加した小学生たちにメッセージを贈った。
表彰式のあとには、サインを求める子どもたちの列ができ、自前のマジックで帽子や手袋にサインを続け、最後の最後まで子どもたちに愛情を注いだ。
<谷原秀人ジュニアクラシック上位成績>
4-6年生男子の部 18ホール(参加39名)
優勝 菊池翼(6年生) 66 *
2位 縄田修一(5年生) 66 *
3位 三田真弘(4年生) 72
4位 吉田好輝(5年生) 73
* 同スコアの場合にはカウントバックで順位を決定
4-6年生女子の部 18ホール(参加24名)
優勝 須江唯加(6年生) 75 *
2位 浜崎未来(5年生) 75 *
3位 石川怜奈(6年生) 76
4位 原田麻央(6年生) 78
1-3年生男子の部 9ホール(参加12名)
優勝 久常涼(3年生) 33
1-3年生女子の部 9ホール(参加9名)
優勝 栗原幸(2年生) 38
スナッグゴルフの部(参加20チーム60名)
優勝 三ツ城スナッグBチーム 80ストローク
山本瑞季(6年生) 25
重常海斗(6年生)26
竹重恒輝(6年生) 29
<全国大会への進出>
ゴルフの部の高学年男女各4名、低学年男女各1名と、スナッグゴルフの部の優勝チームが、10月9日に千葉カントリークラブ川間コースで行われる、第6回全日本小学生ゴルフトーナメント決勝大会への出場権を獲得。
谷原が用具を寄贈した、尾道市立御調中央小学校も参加したスナッグゴルフの部では、東広島市立三ツ城小学校Bチームが優勝して、同大会のスナッグゴルフの部の出場権を獲得した。
<第5回谷原秀人ジュニアクラシック大会概要>
主催: 谷原秀人 松永カントリークラブ
後援: 中国ゴルフ連盟
協力: 社団法人日本ゴルフツアー機構 社団法人日本女子プロゴルフ協会
中国地区各県のゴルフ協会 福山赤坂ロータリークラブ
協賛: 横浜ゴム プーマジャパン ヤマニ 江崎グリコ メダリスト・ジャパン
参加資格: 広島、岡山、島根、鳥取、山口に在住の小学生