世界４大メジャーのひとつ、全英オープンは今年、さらに門戸を開く目的で、アジア、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、アフリカの五大陸で本戦への出場切符をかけたインターナショナルファイナルクォリファイング（IFQ）を開催することになった。

このIFQはすでに、アフリカとオーストラリアで日程を終了。ジャパンゴルフツアーでも活躍し、通算2勝をあげているブレンダン・ジョーンズが今月20日と21 日、メルボルンのキングストン・ヒースで開催されたオーストラリアのIFQ（36ホール）で出場権の得られる上位4人に食い込み、7月12日からロイヤルトルーンで行われる全英オープンへの資格を手に入れた。ジョーンズはこれがメジャー初参戦となる。

なお、各大陸で開催されるIFQには世界ゴルフランキング上位者120人に出場資格が与えられ、うちアジア、オーストラリア、アフリカの各IFQからは最低上位4人が、アメリカとヨーロッパでは最低上位12人が、本戦への出場資格を得る。また全英オープンの開催コース近郊16会場でのリージョナルクォリファイング（RQ、18ホール）及び4 会場でのローカルファイナルクォリファイング（LFQ、36ホール）も例年どおり行われ、LFQからは最低上位12人が本戦に進出できるが、選手はIFQとLFQの両FQにエントリーすることはできない。

写真＝今年の全英切符を手に入れたジョーンズは昨年、サン・クロレラクラシックでツアー2勝目。そのとき、敗者を気遣いあえて喜びは抑えてガッツポーズをしなかった。明るく優しいオージーは、日本ツアーでもナイスガイとして知られている。昨年 12月には、アデル・シンプソンさんと挙式をあげたばかりだ。

• Ｂ・ジョーンズ