先週は残念ながら、プロ初の予選落ちを喫して、全米オープンも含めて７試合連続のトップ10記録も途絶えてしまったが、「今週はぜひ予選を突破したい」。

今大会の“名誉会長”は、誰もが憧れる「スーパースター」だ。野球好きの松山にとっても例外ではなく、ミスターこと長嶋茂雄氏には「僕も逢いたい」。

この大会は、まだアマチュアだった一昨年に続く２度目の出場も前回は予選落ちを喫して、最終日にプレゼンターとして来場するミスターにも「お逢いできなかったので」。なおさら、ここでの決勝進出への思いは強く、今週は火曜日に“今季初戦”を迎える丸山茂樹にも、手合わせをお願いした。

練習ラウンドを一緒に回り、良いアドバイスも得られた。
ここ最近は以前と違う打ち方のスイングに取り組んでいたという松山も前半のハーフでらしくないショットを連発して、その事情を聞いた丸山が、「それは違うんじゃない？」。
先輩の言うとおりに打ち方を戻したら、後半のハーフは「別人になった」と、見違えるようなショットに、丸山も喜んでいた。

「丸山さんの言うように、変な意識をせず、いつもどおりに普通に打っていければ。まずは予選を通って、そこから優勝を目指していきたい」。
今週は、ミスターとの対面もモチベーションを高めるひとつの大きな材料として、プロ通算３勝目を狙っていく。

• 松山 英樹
• 丸山 茂樹