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三井住友VISA太平洋マスターズ 2011

シャール・シュワーツェルは2位タイに

さすがマスターズチャンピオンだ。はじめての御殿場で、2位タイの好発進。「オーガスタ並み」と言われる高速グリーンは「最初ラインが読みづらかった」と、序盤こそずっとパーとおとなしかったが、インスタートの18番で3打目に2メートル弱につけたバーディを決めると、たちまち本領発揮だ。

折り返して1番で、3メートルの連続バーディを奪い、3番ではイーグル獲りだ。256ヤードの第2打をスプーンで、奥3メートルにつけると、これを難なくねじ込んだ。

最終9番も6メートルのバーディ締めに、5アンダーの67。絶好のスタートに、「最後はグリーンもなんだか易しく見えた」と、不敵な笑み。
朝からの冷え込みに、カイロを握りしめて出ていったが、「バーディが来始めたら寒さも感じなくなって、むしろ暖かく感じたよ」と、おどけて笑う様子も余裕綽々。

目標の日本ツアー初制覇にむけて、上々の滑り出しだ。「特に改善すべき点もない。しいていえばもう少しフェアウェイを捕まえたいところだけれど、まあこのままのゴルフを続けていれば大丈夫」と、死角もゼロだ。

※シュワーツェルと同組で回った池田勇太は2アンダーに「絶好調ではないなかでもよくカバー出来たと思う。これから残り試合で勝てるように頑張る。それにしてもシュワーツェルは飛ぶし、曲がらないね」

※同じく同組の松山英樹さんは1アンダーの26位タイに「シュワーツェルはショットの調子がよくない中でパターでスコアを作っていて、勉強になりました。僕は今日は何回か、シュワーツェルをオーバードライブしていたので自分もこの飛距離でマスターズで勝てると感じましたが、僕はもっとショットの精度も上げていかないとダメですね」。

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