記事
ジュニアたちも「Hitachi 3tours Championship 2013」に集結(12月15日)
その収益金の一部はジュニアゴルファーのためにも活用されるが、主催3団体などで構成される日本ジュニアゴルファー育成協議会では、会場内で各種イベントを開催し170名を超えるジュニアたちが集結した。
中でもスペシャルなイベントは、トーナメントの最前線で活躍するトッププロとのラウンドレッスン会。PGA、LPGA、JGTOから6名のプロが講師として参加した。
鈴木亨は高校生とラウンドし、ボールが曲がらない秘訣として、「顎の高さを変えないこと、そのためには体幹を鍛えなければいけない」など、熟練の技術を余すことなく伝授した。
直々のレッスンを受けたジュニアは、「普段、プロとまわる機会がないので、良い経験になりました。バンカーでのフェースの開き方や向きによってスピンコントロールをしたり、クリーンに打つ方法」などを学んだ。
また、横尾要は中学生とラウンドし、はつらつとした爽やかなプレーを披露した。
一緒にプレーした参加者は、「バンカーで目玉になったときに、フェースをかぶせて力を入れずに打つ方法を教えてもらい勉強になった」と話し、横尾のショットをつぶさに観察していた女の子は、「グリーンで止めたいときにはフェード、距離を出したいときにはドローなど、その場に対応したショットを打ち分けるところが凄かった」と、大きな収穫を得て喜んだ。
鈴木亨は所属先メーカーでのイベントでジュニア育成に精力的に活動し、横尾要は自身の名前を冠した全国小学校ゴルフ選手権を開催しており、二人のトッププロはこの日も次の世代のため、冬晴れの青空のもと、笑顔で子どもたちを応援した。