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三井住友VISA太平洋マスターズ 2013

藤田寛之は、地元で凱旋Vを狙う

愛用のキャディバッグと、サンバイザーと、賞金王の記念に特別に作ったボールを高値で競り落としたご婦人に、「藤田さんのすべてが好きです」と熱烈ラブコールを贈られて、この笑顔。

開催コースの地元静岡県は、福岡県出身の藤田にとっても準・地元。掛川市に住まいを構える賞金王が、モチベーションを上げて大会に挑む。

さらに地元も地元。御殿場市出身の弟弟子。この日の水曜日は、宮本勝昌もびっくりしたという強い冷え込みの中で、賞金王は心もポカポカ。なんといっても今週は、慕ってやまない師匠がそばにいてくれる。
先週の日曜日に54歳の誕生日を迎えたばかりの芹澤信雄も、御殿場市出身のご当地プロとして、大会に挑む。

練習日から師匠との連日の試行錯誤の中で、「練習場では良い球が出るようになってきて。今週はこれをこのままやっていけば、大丈夫ではないかと。これが試合の中で出来るようになって、なおかつ結果も出れば、自信もつくんじゃないか、と」。

久しぶりに手応えを掴んで迎えるトーナメントだ。
「勝ちたい、と思っている大会のひとつ」と、恋い焦がれる御殿場で、大会初制覇もにらめそう。今年は、春先の骨折があったりちょっと元気がない賞金王が、遅ればせながら“凱旋V”で話題をさらう。

  • プロアマ戦の途中に、大会から日曜日の誕生日のお祝いを受け取った芹澤は「4日間、回りたい」

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