記事

Thailand Open 2013

開催コースはタナシティゴルフ&スポーツクラブ

きゅうきょプロアマがとりやめになった高山だったが、思いがけず空いた時間をしっかりと下見に当てた
海外のツアーでは、どんな不測の事態もデンと構えて、とにかくしぶとくたくましく、生き抜いたものが勝つ。14日から始まる「タイランドオープン」は、ワンアジアツアーとジャパンゴルフツアーとの共同主管競技だが、“ホストツアー”はワンアジア。

いつも、日本でやっているようにいかないのは、ゴルフだけではない。
大会のレギュレーションや、決まり事などすべてここでのルールにのっとってやるしかない。

ハプニングは、さっそくプロアマ日の火曜日から、日常茶飯事のように起きる。
出場予定のアマチュアが、当日になって軒並み“ドタキャン”。
日本では、とても考えられないことだが、こちらではよくあることと言う。

5組も組が減ってしまい、と同時に5人の選手が早朝から準備をしていたにもかかわらず、手持ちぶさたになった。

高山忠洋もそのひとりで、お詫びというわけではないけれど、出場予定だった選手はプロアマのラウンドの合間を縫って、コースを回ってもいいことになったのはありがたい。
思いがけず、下見に集中出来る環境を与えてもらったかっこうに「良い練習になります!」と高山。

スワンナプーム国際空港からは、目と鼻の先。バンコク市内からは、南東に向かって車で約30分。開催コースのタナシティゴルフ&スポーツクラブは、グレッグ・ノーマンの設計だ。
フラットな自然の地形を生かして、川や池が効果的に配置され、バンカーなどのハザードが効いている。
距離は6930ヤードと長くなく、ワンオンも可能な2番のパー4(302ヤード)や、2オンも可能な3番のパー5(500ヤード)など、コースの誘惑についハマってしまいそうなホールがいくつもあるが、無茶をするとたちまちリスクが上がる。

14番のパー4にまたがるアーチ型の橋など、美しい風景とはうらはらに、あちらこちらに危険が潜む。
プロアマ戦にでない選手たちも、この日12日の火曜日は練習場で思い思いの調整に励み、本番に備える。

60人のジャパンゴルフツアーメンバーたちが“アウェイ”で本領発揮といきますか。

  • 広々とした練習場。環境は抜群だ

関連記事