松山にとっては今年３月にタイで行われたアジア予選を突破して、つかんだ初の全英切符。コース入りしたときには「どうやって対応したらいいのか」。初めてのリンクスコース。「ここまで固いのは、経験したことがないから分からなくて」と、怪物ルーキーも、海風にさらされてカチコチの地面に戸惑うばかりだったがこの日は最初は９ホールで終了する予定だった練習ラウンドも、勢いで結局18ホールを完走して日を重ねるごとに、特にショットの面で「しっくりいきそう」との手応えをつかみ始めた。

この日15日は松山にとっては、ひとつ大きなニュースも飛び込んできた。
正午に発表された、予選ラウンドの組み合わせ。

イギリスでも期待の21歳は、フィル・ミケルソンとロリー・マキロイという豪華なペアリングが実現した。

「凄く良いところに入れてもらったと思う」と、主催のＲ＆Ａにまず感謝。「なかなか回ることが出来る選手ではないので」と、謙虚に「自分のプレーに徹しつつ、２人の技術も見ていきたい」。でも、すぐに言い直して「そんな余裕もないと思うので。自分のプレーをしっかりとしていきたい」。まずはいつものマイペースで挑む。

• 松山 英樹