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金庚泰 (キムキョンテ)は最下位からの脱出にも

前日3日目に、冗談交じりに目標を掲げた“最下位からの脱出”はどうにか達成できたが最終日も残念な幕切れとなった。上がりの17番から連続のダブルボギー。「ブッシュからブッシュを渡り歩きました」と、しょぼんと「ショットの調子は戻ってきたのだけれど、まだ完璧ではないから。こういうときに、出てしまいますね」と、苦笑いで肩を落とした。

2010年の賞金王も、日本予選の最終戦「ミズノオープン」で権利のある2位につけて切符を手にしたこの全英オープンが、今年唯一のメジャー戦となりそうだ。
それだけに「せめて良い感じで終わりたかったんですけれど・・・」。
結局、73位タイに終わって無念さを隠しきれない。

しかし、「パットもショットも」。どちらも本調子ではない中でも、この難コースできっちり4日間をプレーして帰るのは、やはりさすがだ。
「いや、予選通過も必死だったんですよ」と笑うが、ジャパンゴルフツアーメンバーが軒並み、金曜日で姿を消す中で、コリアンスターは踏ん張った。

「メジャーや、あとWGCもそうですけど、やっぱり決勝ラウンドを味わうことで、自分のゴルフをまたさらに、高いレベルに引き上げられそうな気がしますので」。渾身の予選通過は最終結果は不本意でも、リンクスコースでの経験という、かけがえのない土産を持って、いったん韓国に帰る。
「今年は後半も日本ツアーがメインになりますが、また来月から日本で頑張って、来年こそもっとたくさんメジャーに出られるようにしたいと思います」と目標を話した。

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