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日本オープンゴルフ選手権競技 2011

裵相文(ベサンムン)は4打差3位に「良い位置でしょう?」

同組で回った18歳のプロ予備軍も脱帽だ。大会3日目は、難コンディションにも「飛んで曲がらないからすごい」と、裵(ベ)のゴルフに舌を巻いたのは、杉並学院高3年生の浅地洋佑くん。
「そりゃ、1位は当然です」。

現在、賞金ランキングでトップを走る貫禄が、ほとばしったこの日のプレーだった。もっとも雨風が強かった、前半3つのバーディで、アンダーパーに乗せてきた。
土壇場の17番では7メートルのバーディをねじ込んで、首位と4打差の単独3位に浮上して、「良い位置でしょう?」とニヤリと笑う。

「いまは自信もあるし、調子も良いから優勝のチャンスもある」。

2008年から2年連続で母国・韓国ツアーの賞金王。また韓国ツアーは2008年の“ナショナルオープン”覇者が次に照準を合わせているのは、日本一の座。

先のコカ・コーラ東海クラシックでいち早く年間2勝目をあげて堂々宣言。「賞金王を狙います」。

昨年の賞金王で、今大会のディフェンディングチャンピオンがまさかの予選落ちでコースを去った週末に、今度は母国のライバル金庚泰(キムキョンテ)のお株をそっくり丸ごと奪うつもりだ。

優勝賞金4000万円のこのゴルファー日本一決定戦で年間3勝を上げれば、目標もぐっと現実味を帯びてくる。

韓国オープンを蹴ってまで、日本ツアーに賭けた先週。2週連続Vがかかったキヤノンオープンは、無念の予選落ちを喫したが、「おかげで週末に、韓国でしっかりと風邪を治せた。今週は元気いいです!」。
最終日の“大本命”は、やはりこの選手か。

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