富田雅哉（とみだ　まさや）もツアー復帰を目指す選手の一人だ。2006年に初シード入りし、2009年にはつるやオープンでツアー初勝利を挙げている。2011年にシードを失い、昨年はまさかのサードＱＴで落ちてしまった。今年はチャレンジトーナメントですら、ほとんど出場することがかなわなかった。

それだけに今はゴルフができる喜びを感じている。「開き直って、ファイナルまで来た。ゴルフができる幸せを感じながら」プレーしている。その感謝の気持ちがスコアにつながったかもしれない。

この日は「ようパットが入ってくれた」と、７〜10メートルくらいの長いパットを「2、3発」決めて、スコアを伸ばした。また、ショットも「要所要所でよく、ピンについたところで決められて」8バーディ、2ボギーの6アンダー66をマークした。「このスコアで回れて上出来」と初日をうまく乗り切ったことに安堵の表情だ。

それでも「まだ初日。明日以降もしっかりプレーしていきたい」とすぐに気を引き締めていた。路はまだ長い。

• 富田 雅哉