「房総カントリーカップ」最終日、中山正芳が龍顕一とすし石垣とのプレーオフを制し、見事チャレンジトーナメント初優勝。この優勝により、再来週開催される『サン・クロレラ クラシック』の出場権を獲得した。

ハーフターン時には、トップにつけていた中山だが、「その頃、優勝は全く意識していませんでした。自分に出来ることは、いいスイング、いいショット、いいパットをし続けるだけでした。練習のつもりでやることを心がけたので、最後までいいプレーが出来たんだと思いますね。」

普段、一緒に練習もしているすし、龍とのプレーオフ。プレーオフ2ホール目で、グリーン手前のラフからのアプローチで寄せてバーディ。
「すしはショートゲームが非常に上手いので、練習ラウンドの度に勉強させてもらっています。最後のアプローチも、すしから教えてもらった技なんですよ。」
ライバル直伝の技で優勝を勝ち取った。

4年ほど前、所属がなくなった際に、知人から㈱房総カントリークラブの山村社長を紹介されたことをきっかけに房総カントリークラブで練習を行っていた中山。「第2の故郷とも言うべきこの大会で勝つことが出来てうれしいし、少しは恩返しが出来たかなとは思いますね。」

この優勝により出場権を獲得した「サン・クロレラ クラシック」は北海道出身の中山にとって、是が非でも出たい大会だ。昨年と一昨年は、「北海道プロゴルフ選手権」で優勝し、出場権を獲得したが、今年は優勝することが出来ず、出場資格を持たない中山にとっては、『房総カントリーカップ』で優勝することが出場へのラストチャンス。見事に出場権を獲得した。

「サン・クロレラ クラシック」に昨年と一昨年出場した際は2年連続で予選落ち。ツアー屈指の難コースでの予選落ちをきっかけにスイング改造を行い、2〜3年前と比べると飛距離が30ヤードくらい伸びたと言う。
「絶対出たい試合だったので、本当にうれしいし今年は何とか成績を残したいですね。」

地元北海道での活躍に期待だ。

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