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丸山大輔は初のメジャーに
3月に、松山英樹らとともにタイで行われた“アジア予選”を経てつかんだ全英切符。出場が決まった直後から、「全英のことは常に頭の中にあって。これに向けて準備をしてきた」ということからも、その意気込みが伺える。
おかげで、「今年は今が、一番良い状態」と、大事な一戦に自身のピークをもってくることが出来た。現地入りは月曜日からの2日間ともに“チーム・アラフォー”で練習ラウンドをこなした。
藤田寛之と谷口徹は、普段の日本ツアーでは練習でめったに一緒に回ることはないが「楽しかったですよ。オジサン3人でわいわい言いながらね」と、目尻も下がる。
リンクスコースはおろか、イギリスに足を踏み入れるのも、これが初めて。
せっかくだからとまずロンドンで一泊して、市内を観光。そしてコースに来たら、大会名物といってもいい、18番ホールの巨大なギャラリースタンドに圧倒された。
「とにかくデカくて!! 左右に挟まれたグリーンが小さく見える」と、感動しきりの一方で一抹の不安が。
いよいよ開幕を翌日に控えて、丸山の初日のスタート時間は最終組の4時13分。
「上がってくるころには、あのスタンドもきっとガラガラ」。
寂しい初日となりそうだが、それだからこそ「4日間プレーがしたい」。決勝ラウンドは、ぜひ良い位置で回ってあのスタンドがびっしりとギャラリーで埋め尽くされた中を、堂々と上がってきたい。