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〜全英への道〜ミズノオープン 2011

プラヤド・マークセンは「よく耐えた」

この日2日目は苦しんだ。前日初日よりも強い風。油断すれば、グリーン上はおろか、ティーアップしたボールさえ、軽々と運ばれる。「1,2ヤードの計算ミスが、ピンチを招く」。チャンスにもなかなかつけられない中で、「今日は我慢のゴルフでした。我ながら、よく耐えた」と、この日イーブンパーは、2位タイに踏みとどまって安堵の溜息。

いまも世界中を駆け回る45歳は、うだるような日本の蒸し暑さもなんのその。脱水症状気味の専属キャディは、上江洲安秀(かみえすやすひで)さん。
ずしりと重たいキャディバッグもこたえて、ときおり遅れを取る相棒を、叱咤激励しながら歩く。「あともう少しだ、頑張ろう!!」と、足並み揃えて乗り切った。

週末は、一転雨の予報だ。
「この暑さと風が無くなるならそれも良し」とマークセン。「でも、どんな条件でも頑張ります」と、気合を入れたのは全英オープンの出場権があるからだ。

今大会の上位4人に送られるメジャー切符に、タイの英雄も闘志満々。
「絶対に取ります」と力をこめた。

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