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日本ゴルフツアー選手権 Shishido Hills 2013

趙珉珪(チョミンギュ)は「完璧でした」【インタビュー動画】

確かに、周囲に指摘されたように、本人がいちばんよく使う日本語。「いつもそればっかりじゃない」と笑われたが、それでもやっぱりこう表現するしかないこの日のラウンドだった。

「カンペキでした!!」。

フェアウェイを外したのは、ボギーを打った11番だけ。2打目以降も打てば、チャンスにつくという好調さで「パットも98%、完璧でした」。といっても100%ではないから、厳密に言えば「完璧」ではないのだが、残りの2%もやっぱり、「11番で2メートルのパーパットを外した分だけ」というから、確かにほぼ、完璧なゴルフだった。

今週は、いつもかたわらにいてくれる相棒がいなくて、「つまらない毎日」。専属キャディで兄のジェイクさんは、先週まで2週間のオープンウィークで、十分休養を取ったはずなのに、「まだ足りない」。もう1週間の休暇願いを出されて、今週は久しぶりにハウスキャディさんにお願いをした。

選び抜かれた宍戸のキャディさんのアシストは、もちろん完璧でもやっぱり兄の代わりにはならない。ラウンド中に、冗談のひとつも言えないし、コースの行き帰りの運転も、自分でハンドルを握らなければならない。「疲れますね」。
いろいろ面倒なことはあるが、初日のスコアを見る限りは、そんな不便もゴルフへの影響は、今のところはまったくない。

「寂しいけれど、頑張っています」。
兄の不在を埋めるにも十分の、発奮材料がある。先の米ツアー「バイロンネルソン選手権」で悲願の初優勝を飾った裵相文 (ベサンムン)。2つ上の先輩に、すぐに電話とメールで祝福したら「君のことは、いつもアメリカから見守っている。もっと上手に打てるように、頑張りなさい」と、励まされたおかげで先週のオフは、韓国に帰って練習に、トレーニングにいっそう身が入ったものだ。

一昨年の関西オープンに続くツアー2勝目のチャンスは、ツアープレーヤーNO.1を決める大舞台。だからといって、意気込みすぎると無駄に緊張するだけだから、「1日、1日焦らずに、地道に頑張る」。難コースでマイペースを決め込む。

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