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〜全英への道〜ミズノオープン 2011

高山忠洋が2度目のメジャー挑戦へ

どうにか、面目を保った。高山忠洋が、日本予選ランキングは2位のまま逃げ切って、自身2度目の全英切符をもぎ取った。

“朗報”は、妻の梢さんと名古屋の自宅で聞いた。
確実に出場権を獲得するためにも、この日本予選最終戦「〜全英への道〜 ミズノオープン」は、決勝ラウンド進出が絶対条件だったがまさかの予選落ち。

「僕は気温が30度を超えるとダメなんス」。連日、真夏並の猛暑にバテたのに加えて、予選ラウンドは強い風にもかかわらず、「スコアを動かそうとしたのが裏目に出て。焦ってしまった」と振り返る。

家で結果を待つしかなくなって、「半分、諦めていました」と高山。というのも、同ランクで3位につけるブレンダン・ジョーンズとはわずか115万325円。
ジョーンズが、2人までの22位タイに入れば、逆転される。

「予選通過をしたら、必ず上位に来る選手。もうダメだろう、と」。
梢さんと「仕方ないね。きっちり現場に残れなかった自分が悪いんだから」と、反省しきりだったがリンクスの神様は、見捨てなかった。

2009年に籍を入れたものの、夫の試合や練習、トレーニング優先で、新婚旅行には行けず仕舞い。
契約メーカーのスタッフから電話で一報を受けて、「何よりのプレゼントをもらいました」と、梢さんも喜んだ。

初挑戦は2005年。当時は今大会の上位4人の資格で権利を得て乗り込んだ。初のメジャー舞台は、初日にフレッド・カプルスら、ビッグネームに挟まれながら、みごと予選通過を果たしたばかりか、最終日は23位に入り、同組のトム・リーマンに「お前ならアメリカでもやれる。挑戦しに来い」と誘われた思い出がある。

思いがけず挑戦権を得た2度目のリンクスコース。「前回以上の成績を」と意気込む。
また「梢にも、大舞台で活躍するところを見せたい。記念に残るメジャーにしたい」。最高のハネムーンにしたい。

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