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ダイヤモンドカップゴルフ 2013
丸山大輔は首位キープ
唯一のバーディも、「今日もティショットはスプーンとか、クリークとかを多用した」と、12番も5番ウッドで手堅く、120ヤードの2打目はウェッジで、1メートルにつけた。
雨交じりの初日よりも、「今日は長いホールもフォローの風が多かったので」。持ち味のフェードが上手く打てなくなった、とドライバーに不安を抱える丸山にとっては、「使わずに済んだので。今日のほうが回りやすかった」と、首位を守った。
かつてジェット尾崎に「お前は地味だから、ジミーだ」と命名されたように、「今日もスーパープレーをしているつもりはない」と、特に魅せ場もなかったと言うが、それでも難コースでこそボギーなしの堅実なゴルフでしっかりとツアー通算3勝目をにらめる位置を確保するあたりは、確かに本来の丸山の良さが、存分に出たこの日のゴルフだった。
ここ大洗は「ここにしか打っちゃだめという、明確な答えがあるコースだから好き」と、苦手意識を吐露する選手も多い中では珍しく、コースとの好相性を自認している。
「攻め方も、すべて頭に入っている」と、連日の好スコアに日に日に自信も回復しつつある。
「1年以上もやってないから。対応出来るか不安ですね」と、昨年は一度もベスト10がなかったトラウマに、久しぶりの優勝争いへの弱気もちらり。
「まだ不安のほうが大きいけれど、ビビっていてもしょうがないんで。やるしかない」。プロゴルファーは、優勝争いしてこそ輝く。「こういうところでやらないと意味がない。悪いときにずっとそう思っていたので」。昨シーズンに、味わった悔しさを思えば「明日から楽しみ」と、胸も高鳴ってくる。