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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2009

松山英樹くんが、ベストアマチュア賞を獲得

「遼くんがライバル」という17歳が、ベストアマチュア賞を獲得した。かたや、4日間平均296.25ヤードを記録して、ドライビングディスタンス賞の100万円を受賞した石川と、表彰式で肩を並べた。

難攻不落の大洗を舞台に通算6オーバーは、その石川と並んで30位タイ。
記念のトロフィーを受け取った松山君は、石川の前を通ってもといた場所に戻る際、互いにニヤリと笑い会った。

明徳義塾高校の3年生は、2008年の四国ジュニア選手権や四国アマチュア選手権、全国高等学校ゴルフ選手権、また今年のアジアジュニアチーム選手権で個人優勝を飾っており、期待のティーンエイジャーだ。

ツアーは、これが自身3戦目。大会2日目には最大瞬間風速16メートルを超える強風の中、懸命に耐えて決勝ラウンドに進むと、3日目は74。そして最終日は69と確実にスコアを減らし、「グリーンのスピードなど、だんだんとプロ競技のコンディションが分かってきた気がします」と、頼もしい。

「この難しいコースでベストアマになれたことは今後に向けて、良い自信になります」。
大洗での1週間はきっと、17歳の近い将来の糧になる。

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