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〜全英への道〜ミズノオープン 2011

高山忠洋も「ぜひ、もう一度・・・!!」

先週、新しいアイアンが出来上がってきたばかりだ。夏の深い芝にも対応出来るように、「バンスを上げて、抜けをよくしたマッスルバック」は、調整の日はまだ浅いが、「ピンをデッドに狙っていけた」。

前日水曜日は開幕直前の特打が生きた。
「昨日は、クローズ時間ギリギリの夕方6時まで打ち込んだ甲斐がありました」と、17番でティショットが右からの風に流されボギーこそ打ったが、「それ以外はほとんどピンチもなかった。ほとんどフェアウェーに行った」と、4アンダーの10位タイは上々の滑り出しだ。

「ショットがかなり、切れ始めている」と、上り調子だ。

今大会で最終戦を迎える全英オープン日本予選のランキングは現在2位につけて、「ぜひもう一度、聖地に行きたい」。

2005年の今大会は、プレーオフの末に2位タイに甘んじたが、大会上位4人の資格で、初のメジャー舞台を踏んだ。

セントアンドリュースで行われた全英オープンは、初日にフレッド・カプルスと、K・J・チョイというビッグネームに挟まれながらも大健闘の予選突破を果たし、23位につけた最終日は、やはり同組で回ったトム・リーマンに言われた。
「お前なら十分やれる。俺が面倒見てやるからぜひアメリカに来い」。
さらに翌年には、日本で行われた最終予選会を勝ち抜いて、出場権を得た全米オープンで再会したリーマンが、高山のことを覚えていてくれたばかりか一緒に練習ラウンドをしようと誘ってくれたことが、嬉しかった。

初めて世界を強烈に意識した、思い出のメジャー戦。
「ぜひもう一度行ってみたい」との思いは人一倍だ。

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