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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2004
ディフェンディングチャンピオンは今井克宗
スタート前のロッカールームで今井克宗(=写真)は、今まで感じたこともないプレッシャーに押しつぶされそうになっていた。
耐え切れず、思わずこぼれ出たため息を、たまたまそばにいた中嶋常幸に厳しくとがめられた。
「プレッシャーを感じたくないのなら、プロでやる意味がない。お前は、その重圧を感じるために、プロになったんじゃないのか?」。
この言葉に感動し、気合をこめて最後の18ホールをプレー。2位と7打差のブッちぎりでみごと、初優勝をあげた。
あれから1年。
今年10月のコカ・コーラ東海クラシックでツアー2勝目をあげた。さらなる成長をとげて、今週、ディフェンディングチャンピオンが、開聞岳のふもとに舞い戻ってくる。