記事
カシオワールドオープン 2015
ブレンダン・ジョーンズが1打差の2位タイに
2002年フィリップモリスチャンピオンシップでの初優勝を皮切りに積み重ねた勝ち星は13個。生涯獲得金額も外国人選手トップだ。しかしここ2年間は怪我に泣かされ、2013年ミズノオープン以来優勝からは遠ざかってきた。
痛めた左手首を2回手術し、懸命のリハビリに努めてきたジョーンズ。「もうプレーには影響ないよ」といいつつも今でもその左手首にはボルトが入っている。
この日は5バーディ1ボギーの68でラウンドし「一番難しいと思ってた昨日が切り抜けられたから今日はリラックスしてできたよ。フロントナインはバーディパットが決めきれなかったけど、10番のバーディパットがバックナインの自信につながったよ」とにこやかだった。
今年は、トレードマークだったロングパターからショートパットに変えるなど様々な調整をしてきた。試合勘もなかなか取り戻せず、思うような結果も出なかった。ここ3試合は連続の予選落ち。「ストレスを感じることはあったけどプレー自体は悪くないんだ。この試合が自分のシーズン最終戦だし、失うものは何もないと思ってやるよ。」と強く言った。
過去に同じような経験もある。勝ち方は時間がたっても忘れないもの。「自分の中に勝てるという自信はある。優勝する為にゴルフをしてるんだ。明日はそのチャンスがあるので頑張るよ」。
その視線はまっすぐ優勝を見ていた。