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WGC「ブリヂストン招待」3日目

インスタートのこの日は10番でピンそばのバーディを奪うなど、前半2つスコアを伸ばして折り返した松山は、折り返して後半の2番で魅せた。2打目に振り抜いた3番アイアンは、奥の傾斜を利用して、ピンそばにぴたりとついた。
“OKイーグル”は、「パッティングをほとんどしていないので。奪った感触がない」との苦笑いも悠々と、上がりの連続バーディも加えて、ファイアストーンのモンスターコースで65を叩きだし、通算4アンダーは10位タイに急浮上しながら「今日はあと2,3ホールは行けた」と、余力を残して最終日に挑む。

丸山大輔は3日間連続の73にも「この歳になると、何も出来ない。日に日にショットが悪くなるばっかりで」と、苦笑いの43歳。
「力入って振ってるばっかり。アイアンもどこ行くかわかんなくて、今日はもうグリーンに乗るのが精一杯。厳しいです」とお手上げながら、最後の力を振り絞る。
「最終日だけでもアンダーパーで行きたい。がんばります」。

今季のツアープレーヤーNO.1は、通算13オーバーの71位まで順位を下げて「何が足りないかって、すべてが足りない感じ。調子は悪くないんですけれど。バーディチャンスになかなかつかない」と、竹谷佳孝はつい嘆き節。

米ツアーでも屈指の距離を誇るコースで、「圧倒的に、足りない部分がある」。痛感しきりの3日間。
「でもずっとやっていれば、慣れてなんとかなる気もする」と、こちらに来て4番アイアンがうまくなったと、「打ちのめされながらもこういうチャンスをもらえた。どんな中にも得るものはある」と不屈の闘志と持ち前のプラス思考を駆使していよいよ最終日に挑む。
「大切なのは、気持ち。打ちのめされても、またやりたい。明日は、アンダーで回れるか」。最後の1日は、なおさら自分との闘いだ。

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