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レオパレス21ミャンマーオープン 2018

今季初シードで大出世?! 日高将史が2年ぶりのミャンマーで

ハウスキャディさんとの意思疎通も完璧?! 日高が飛躍の1年を誓った
チャレンジツアーの賞金上位の資格で出た一昨年以来のミャンマーは、この2年でさらに、めざましい発展を遂げていた。軒並み増えた高層ビル。前は、砂塵をまき散らしていた道路もすっかり整備されて、コースのハウスキャディさんも「英語や日本語が前よりずっと喋れるようになってる。すごく変わりましたよね!」。
かくいう本人のこの2年の飛躍が、何より著しかった。

何より今年はシード選手として、初エントリーを果たした先週の海外初戦のSMBCシンガポールオープンから、ミャンマー入りした際に目にしたヤンゴン国際空港の清潔さにも、目を見張った。

2週続きの灼熱地獄も今週は、大寒波に見舞われた日本列島を抜け出して、思い存分にクラブが振れるのが嬉しい。

東京23区も大混乱に陥った大雪。
「でもさすがに宮崎では、雪が降ったという話はないですよね?」と、同郷の3つ先輩の福永安伸と、会場のパンラインゴルフクラブの練習場で、そんな情報交換で、遠く日本の厳しい冬に思い馳せることも、また感慨深い。

昨季、出場わずか5試合にして、初シードの快挙を果たしたのが日高だ。
与えられたチャンスを最大限に生かした。

地元宮崎のショップでレッスンコーチをつとめたご縁で主催者推薦を頂いた10月の「HONMA TOURWORLD CUP」で3位タイ。

さらに11位につけた11月の「HEIWA・PGM CHAMPIONSHIP」は、こちらもまた大会主催のPGMホールディングスから貴重な機会を頂戴したことで、ボーダーラインに手を届かせることができた。

「昨年は、せっかく出られるチャンスをいただいたのだから、その方たちのためにも諦めないで、上位で頑張ろうという気持ちを常に持ってやれた」。

自分を信じて応援してくださる方々の見えない力を糧に掴んだ初めてのシード権。
「そういう方々がいなければ、今年ここにも来られなかった。去年は出会いに感謝の1年でした」と今年はそんな恩人らにさらなる飛躍を見せる1年にしたい。

昨年までは、全国どこでも所有コースが自由に使えるPGMホールディングスの施設利用契約プロとして、受け入れていただいたが「今年から、さらに“昇格”させていただけそう」。
同社スポンサー契約プロの宮里優作と同様に、ポロシャツに社のロゴ刺繍を入れて戦わせてもらえる見通しもついて、“出世頭”としてはなおさら、気合いが入るというものだ。

第2枠ながら、昨季の賞金ランキング75位は前半戦はほとんどの大会に、出られる見込みだ。
「今年もとにかく出られる試合で出来ることをやるだけ。トップ10の数を増やして初優勝や、シード権は良かったときに考えることにして、毎試合で予選通過を目指してやりたいです」。
ミャンマーでも、変わらず謙虚に臨む。

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