記事

日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2015

シード3年目! 初Vを狙う永野竜太郎が「勝てるように、努力しないと!」

後半のインコースは、折り返してすぐにイーグルあり。6番のダボもあり。そのほか、2度の連続バーディなど「なんだか凄いスコアカードになりましたね」と、笑った。

1番のイーグルは、220ヤードの2打目を手前6メートルに乗せて、「ここしかない、というまっすぐのライン」。狙い通りにカップに沈めて「ちょっとそこで、フワフワした気持ちになりつつ・・・」。

6番ホールのダブルボギーは、「ジャッジミス。6番アイアンか7番かで迷って6番で軽く、という2打目。ひっかけた。とんでもない方向に飛んで、乗らず寄らず入らず」と、ひそかにため息も、シード3年目の27歳は、上がりの連続バーディでしっかりと取り返すしぶとさも身につけてきた。

「そろそろ優勝したい」とはいま一番、切実な思い。「勝てるように、努力しないといけない」と、昨年のオフからいっそう身体作りにも力を入れて、会う人会う人に言われる。「凄く痩せたよね、って」。別人と見間違う人もいるが、実際はピーク時より5キロ減。
「やばいときで、96キロくらいありましたが今は88キロと、数字はびっくりするほど減ってない」。ぽっちゃりしていた印象が強かった為か、現在のベスト体重とのギャップを周囲に与えているようだが、「今が一番、ちょうど良い感じ」と、ゴルフも上昇気流に乗りつつある。

このプロ日本一決定戦は、自身3度目の出場も、気負いはない。何より、まずは初Vが課題の永野にとっては「これも、多くの試合のひとつしかない。ほかの選手より、この大会への思い入れは、ないかもしれない」と、ほどよく肩の力を抜いて、大舞台に臨む。

関連記事