45歳のベテラン、桑原克典が通算17アンダーで日本人選手の中では、小林伸太郎と並んで最上位だった。この日は「出だしから3連続バーディで」波に乗り、「パットが良く入ってくれ」たおかげで6アンダー66をマークした。今週は「調子も良かったけど、不思議と落ち着いてプレーできた。経験をつむと、かえって嫌なことを思い出して」悪いほうにいくものだが、それがなかったという。「落ち着いてできたのが大きかった」と1週間を振り返った。
2日前に65をマークしたときも話を聞いたが、QTは「良くてもおごらず、悪くても腐らず」仙人みたいにプレーするのがいいと、言っていたが、有言実行できたようだ。これで来年もツアーに出場することができるようになったわけだが、やはりファンにとっては彼の優勝するシーンが見たいところだ。同い年の藤田寛之の頑張りようを見ていれば、それも夢ではない。