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seven dreamers challenge in Yonehara GC 2014
1年ぶりのインタビュー…懐かしいですよ
「全体的にショットがよく、慌てずにゴルフをできたことが、今日のゴルフになっていると思います。ここのところグリーン周りでバタつくことが多かったので、そんなアプローチのプレッシャーから解放されて、いいゴルフに繋がりました」と、66ストロークの6アンダー、2位タイの好スタートを振り返る。
だが、木下にとって、ここ3年ぐらい、イメージするゴルフからは程遠い時期を過ごしているという。
「以前は、正直、何も考えずに自分の感覚だけでゴルフをしていて、それが結果的にいい成績にも繋がっていた。でも、いざその当時のことを振り返ってみると、自分がどんな成長をしてきたのか…。何も残っていないことに気がついて、このままではいけない…と本気で思うようになったのです。でも、考えてゴルフをするようになって、今まで見えていなかったものが見えてくると、自分のゴルフができなくなっていってしまったのです」
その悩みも様々なようで、身体の使い方、腕の動かし方、身体の向きなど、まさに感覚で培ってきたものを一つひとつチェックするようになっているという。
「まぁ、それがいい方向に行くかは、その時次第みたいなところもあるのですが、ここのところのチェックは左胸がダウンスイング以降で持ち上がらないようにしています」
先々週の『マダムシンコチャレンジ』の時から、このチェックを行っているというが、今日はそのチェックを朝の練習場でしたところ、ショットが良化していったという。
また、木下にはこの成長を報告したい相手がいる。
「実は今シーズンから『REAL EYES』さんという中古のバイク屋さんがスポンサーとして付いてくれているので、自分の頑張りが少しでもこういうふうに取り上げてもらえることで、恩返しができると思っています。明日も自分らしく、好調なショットを武器に逃げないゴルフで攻めていきたい。そして、いい報告をスポンサーさんにも届けられたら…と、思っています」
今まで、成績で一喜一憂するのは家族だけ…だったという木下裕太。
悩みながらも成長してきたその姿を明日は全力で見せてくれるはずだ。