記事

東建ホームメイトカップ 2016

金庚泰 (キムキョンテ)も熊本を思って

前日の強風から、うってかわって穏やかなコンディションの中でこそ、鬼の強さが際立った。

1番で、左のバンカーから寄せきれず3メートル残したパーパット。「これを入れることが出来たのが大きかった」と、出だしのピンチも難なくしのぐと、ますます後続との差を広げていった。

「今日は一番グリーンを外したが、アプローチとパットでしのぐことが出来た」と、前日から67を2つ並べて最終日を前に4打差の独走態勢を築いた。

鬼も、熊本を襲った大地震に胸を痛めている。
この日3日目に共に最終組で回った同い年の親友の朴ジュンウォンと、迷わず喪章をキャップにつけて、プレーした。
「今朝も大きな地震があった、と。状況は良くないと思いますが、被災された皆さんが、早く良くなって欲しいと思います」。

東北の震災のときも、いち早く義援金を届けた心優しき鬼は、この熊本地震でも「先輩のI・J(ジャン)さんや、S・K(ホ)さんなどの先輩とも話して、自分たちに何かできるかを考えたいと思っています」と話した。

関連記事