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日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ Shishido Hills 2014

張棟圭(ジャンドンキュ)は波乱を乗り越えて

3日目は、ちょっとした波乱の1日。ハプニングも涼しい顔で乗りきった。最終18番。2打目がグリーン手前のラフに刺さった。救済を受けられるのか。競技委員を要請して審議してもらったが、判定の結果はありのままで打つしかなかった。

150ミリ以上はあろうかという深いラフ。素振りをするたびに、ザクっ、ザクっと音を立てるようなライから、あまり距離のないピンを狙うのは至難の業だったが、見事に寄せて、パーを拾った。
竹谷と首位をキープして上がってきたら、再び波乱が待っていた。

テレビ中継を見ていたファンから、13番で違反行為があったのではない、かとの問い合わせがあったのだ。競技委員から、事実関係を調査された。
紛らわしい行為はいっさいしていないと主張した張に、同組の竹谷も、クロンパも潔白を証明してくれて事なきを得たが、やはりちょっぴり心のしこりは残っている。
「自分はやっていないのに、ルールを破ったと言われることは、それは誰でも気持ちが沈んでしまいますよね」と張。
「だけど、それだけ注目して見てくださる方がいるというのは嬉しいことですから」。
今季から勉強をはじめたメンタルトレーニングの効果はこんなところにも。「明日もフェアウェイキープに徹して頑張る。優勝を目指します」。
最終日こそ、平常心で挑む。

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