記事
ブリヂストンオープン 2014
初日2位の竹谷佳孝は「今日はひとつもバーディが獲れずに」
前日2位の竹谷はこの日、ついにすべてパーで、プレーを終えた。
中でもパット数24のうち、12回の1パットパーも、本人にとっては、そこを突かれるとつい、「ケンカ売ってんの?」と、冗談交じりに凄みたくもなるのだろうが、今年6月の「日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップShishido Hills」も、神がかり的なパットを沈めて、悲願のツアー初Vを飾ったものだが、この日は本人にはもちろん不本意だったかもしれないが、さすがきってのパット巧者だ。
11番で木の下から出してアプローチで寄せて、1.5メートルを拾った「凄い下りのフック」や、13番のパーパットなど、「今日はとんでもないのをよく拾った」と、苦笑い。
「しのいだとか、そういうレベルじゃない」と、その分、ショットの出来には当然、不満が残る1日。
右手首に持病を抱えて、プレー後の練習も控えて、先輩プロの手嶋多一にならってクラブ1本、宿に持って帰って、もっぱら部屋の鏡でスイングチェックも、この日はさすがに「今日はそのつけが来た。やっぱり練習しなくちゃ」と、腕まくり。
「今日は“また乗らんかった”“また乗らんかった”と、その繰り返しで。左も右も、手前も奥も」。外しに外したグリーンも、鬼の小技で乗りきった。
「そこは評価出来るけど、ひとつもバーディが獲れないんでは・・・。練習します」と、6位タイで踏みとどまったこの日は、早足で向かった。