開催コースの福岡雷山ゴルフ倶楽部所属の中道洋平が4バーディ、ノーボギーの4アンダー68をマークして、首位とは4打差の19位タイにつけた。もともと長崎出身で東北福祉大に進み、プロになってからは千葉県にいた。31歳になり、そろそろ九州に戻りたいと福高観光開発株式会社の髙倉社長に相談したところ、今年の3月からコースの所属にさせてもらった。そのご恩があるだけに「変なところは見せられない」とこの大会には過去4回すべてに出場しているが、これまでとは違った緊張感があった。そのためか1番ホールのティーショットをミス。しかし、セカンドショットで見事なリカバリーをみせ、パーで切り抜けると「大丈夫」と心が落ち着いた。そのあとは、5,13,15,17番でバーディを奪い、この日はノーボギーでプレーを終えた。前日に雨が降り、グリーンのスピードが落ちるかと思われたが、「ずっと変わらない。おかげでタッチが合っていた。グリーン上で勝負できた」とパットでスコアメイクができた。
中道はこの大会過去4回で昨年の16位が最高位。今年は立場が違うだけに、それを上回る成績を残したいところだ。「相性のいい、好きなコース。明日は5か6アンダーを目標に、二桁(アンダー)を目指したい」とコースへの恩返しを誓う。