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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2015

ジャンボ尾崎がエージシュート寸前・・・!

3アンダーで迎えた後半の8番ホールをパーでしのげていたら・・・。残念そうな周囲の視線に、68歳がうそぶく。「何よ、何よ?! ボギーじゃなかったら、予選を通るの?!」。
いえ、予選通過は無理でも2013年のつるやオープンに続く、自身2度目のエージシュートだったのです・・・。

周囲の声に、ムキになって言い返す。「エージシュートでも、予選落ちをしたらかっこわるい。だから、わざとボギーを打った」と言い張ったジャンボ。
問題のパー4は、「フェアウェイのど真ん中から簡単にボギーだ」。8番は、2打目をグリーンの左に外した。アプローチも届かず、カラーからのパーパットを逃して「俺は、ほんとにタダもんじゃない」と、強がりもそこまでだった。

「・・・ばかもんだよね」とぽつり。
今回は、ジャンボと初ラウンドを経験した竹谷佳孝も、その瞬間のレジェンドの様子を振り返って残念がった。「8番でボギーを打ったとき、ジャンボさんはちょっと悔しそうでした。この2日間で、初めて見た表情でした」と、そんな証言からも、本人のひそかな無念が伝わってくる。

「でもね、内容が良くなってきたから。頑張ろうとやってきたから。結果が出ないとやっててつまらないから。ちょっと楽しみになってきた。これからも、前向きに頑張る」。
快挙達成もなく戦いも2日間で終わってしまったが、強烈な印象を残して第83回の舞台を去った。

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