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松山英樹が最終調整(全英オープン水曜日)
この日は、雨風が吹いていたと思ったら、晴れ間がのぞき、またたちまち雲に覆われ、雨が降るといっためまぐるしく変わるリンクスらしい天候の中で、松山の表情は終始、晴れやかだった。
「ショットが良い感じ。今が一番、フィーリングがいい」。
初出場の2013年は6位も、昨年は39位にとどまった全英オープンは今年、聖地で3度目の挑戦も「入れてはいけないところ、バンカーを避けてグリーン回りをしっかり出来れば風次第では、いいスコアで上がれると思う」と、手応えを口にした。
グリーン上も、前日火曜日には、3時間近くもパッティンググリーンに居座って、黙々とその起伏を確かめた。11日からコースに入り、合計4ラウンドをこなして、聖地の攻略にも手応えを掴んだ。
初日はマスターズと全米オープンに続く、メジャー3連勝を狙うジョーダン・スピースと、全米オープン2位のダスティン・ジョンソンと同じ組。両者とも、松山の存在を警戒しており、同世代のライバルからも注目を集める中、現地時間の16日、午前9時33分にスタートする。
そしてこの日も、松山と練習ラウンドを行った富村は、まだ日本ツアーでシード権は持たないが、日本予選にあたるミズノオープンで3位に入り、初のメジャー切符を手にした。
松山のひとつ上の24歳は、沖縄県出身。松山とのラウンド中に、コースに顔を見せた青木功にセントアンドリュースの印象はどうか、と聞かれて「自分が慣れ親しんだ沖縄のパブリックコースのように感じます、と話したら俺もそう思う、と」。
前日は練習場で、初めて生タイガーを見て、そのオーラに感じ入った。初の聖地で「2日で終わるのと4日やるのでは今後につながるものの量が違う。4日間はやりたい」。初メジャーの予選突破に意欲を見せた。