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東建ホームメイトカップ 2016

金庚泰 (キムキョンテ)が単独首位に

昨年の賞金王は、今年もやっぱり鬼だった。早朝から強い風に見舞われた2日目のこの日は、午後からいっそう勢いが増す中で、ゴルフもいっそう勢いを増していくからおそろしい。

「こんな日は、狙いに行ったらかえってひどいことになる。風の中のゴルフは距離感を大切に。バーディにはこだわらずに、ミスしても次からボギーを打たないように。1日の目標を低く設定して、プレーすることが大事です」。

手堅いプレーを心がけたと本人は言うが、前半の7番ではグリーンの手前12メートルからチップイン。15番では8メートルのバーディトライをねじ込んだ。
17番のパー5では、203ヤードから5番アイアンでこれまた8メートルに乗せたイーグルトライも決まった。

午前中に、4アンダーまでスコアを伸ばしていた朴ジュンウォンは、中学時代からの大親友だ。
「家も近いし、前はコーチも同じだったが試合では、今までに1回しか回ったことがない」。
2008年には、日本ツアーのQTで共に出場資格を得て、一緒に“デビュー”を果たしたが、親友はその年の初シード入りに失敗してから、少し差が開いていた。それでも今年2月の「レオパレス21ミャンマーオープン」で、2位タイにつけて、朴にもようやく明るい兆しが見えてきた今、3日目にして最終組で共に優勝争い出来ることが、庚泰 (キョンテ)には嬉しい。
「凄く楽しみ。2人とも頑張って欲しい」。
他人事にも聞こえてちょっぴり日本語は変だが、親友を思う気持ちは十分伝わってくる。

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