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アサヒ緑健よみうり・麻生飯塚メモリアルオープン 2004

手嶋多一「最近の不運続きを、この地元大会で払拭したい」

ここのところ、初日は良いスタートを切れるのに、2日目以降に崩れてしまうパターンが続いている。
ゴルフの調子はいいだけに、この結果には、ストレスもたまる。

しかも最近は、プライベートでも不運続きだ。

9月、福岡を直撃した台風18号の影響で、今週の開催コースから車で10分もかからない田川市の実家の屋根が吹き飛んでしまった。
幸い、家族は非難していて無事だったが、知らせを聞いて、博多市内で下宿している手嶋もすぐに駆けつけた。
その被害の大きさに呆然とした。

「僕の部屋から、ポッカリ青空が見えていて・・・。中のものも全部、びちょびちょ。何がなにやら分からない状態で、もうどうしようもなかったんです。怪我がなかったのがせめてもの救い、と思うしかなかったですね」。
幼少期を過ごした家も、いまではすでにさら地となってしまった。

ほかにも、先月初めに博多市内のマンションの駐車場に止めていた愛車が盗まれるなど、立て続けにハプニングに襲われて、「今ちょっと、めげてます」と、顔をしかめた手嶋。

「そういう意味でも、今週はせっかく地元での第1回大会ですし、ここで良い成績をあげて、嫌なニュースを払拭したい気持ちはあります」。
思いは切実だ。

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