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〜全英への道〜 ミズノオープン 2015

セントアンドリュースから、カーヌスティへ?! 鈴木亨が目指す道

大事なホスト試合も、鈴木ほどのベテランともなれば、若い選手たちとはまた違った感慨が出てくる。熱い思いは秘めながらも、あえて、鈴木はさらりと言う。
「この歳になるとね、今年はただ、ひとつのトーナメントとして戦いたいな」。
この歳になると、体にもさまざまな変調が出てくる。腰の痛みもそのひとつだし、この年になって、どこも悪くない、と言うほうが嘘くさい。

「うーん・・・まあね、ほんといろいろ言いたいことはあるけれど。やっぱり、数あるうちのトーナメントのひとつとしてやりたいな」。

「この歳」を具体的に言うと、大会初日の28日に、49回目の誕生日を迎える。シニアを入り目前にして、「そりゃあ、出られるならば、レギュラーツアーで戦う気持ちのほうが強い」。今年もチャレンジトーナメントのランキングは5位で参戦中の鈴木には、「まあ、今後も資格次第だけれど」と苦笑いの注釈が切ないが、それが現実。

同時に、年齢ならではの目標で、胸を躍らす瞬間も。
来年の全英シニアオープンは、日本ツアーで通算8勝の資格ですでに出場権を確保しており、その会場を調べてみた。
カーヌスティは、やはりバンデベルデの悲劇が、思い出される。「全英史上、一番難しいと言われたコース。出てみたい」。
ひそかに書いた筋書き。「今年はセントアンドリュースに行って、来年はカーヌスティならかっこいい・・・」。
5年に一度、聖地に帰る全英オープンは今年がその当たり年であり、「この大会は数あるトーナメントの中のひとつ」とは言いながら、大きな獲物はやはり、いくつになってものどから手が出るほど欲しくなるものなのだ。

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