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トレーナーと2人3脚で切磋琢磨してきた白石大祐が開花
17番ホールでは、アゲンストの風が吹き付ける、残り165ヤードの第2打を7番アイアンでカップインさせるイーグルを記録。「バンカーのあごに近いところにボールがあったので乗ればいい」と思って打ったショットが見事に入ったのだ。さらに最終18番ホールでは15メートルのバーディパットを沈める、おまけつきでこの日のベストスコアタイとなる64をマークした。
今週は「ショットが曲がって耐えるゴルフだった。パットが得意なので、ずっとパーを拾い続けていた」という内容だったが、最終日に爆発した。「スコアを意識せず、1打1打に集中して、積み重ねてきた」結果だった。
ここまでは加藤孝幸トレーナーと2人3脚でずっとやってきた。フィジカルだけではなく、スイングも見てもらっている。しかし、今週もトレーナーが東京から会場まで足を運んできてくれたが、アドバイスを受けたのはメンタル面だった。「最後は気持ち」が大事ということを言われ、それを守ってきた。これで「いい報告ができます」と笑顔。
来年はツアーに出場するが「今まで3回ツアーに挑戦してシードを獲れなかったので、4度目の正直で物にしたい」と意欲を語る。183センチの長身を活かして、ぜひ来年はツアーで活躍して欲しい。