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BMWチャレンジカップ 2007

白石大祐は4位タイでフィニッシュ

出だしは良い滑り出し。
1番のバーディが流れを作った。
6番のロングホールを取りこぼしても、7番ではきっちりバーディを取る。

ハーフを終えた時点で首位の鈴木に迫り、優勝争いに加わるかと思われた。

追いつくにはバーディを狙わなければならない。
しかし、10番から14番まで全てワンピン以内につけた再三のバーディチャンスを、ことごとく外してしまう。
「決める時に決めれないと…」。

練習ラウンドで、このコースと相性があまり良くない事がすでに分かっていた。パッティングは得意にしているが、
「このグリーンは芝目が入り組んでいて読みきれない」。
それでもやるしかないと挑んだが、最後まで感覚が掴みきれず、首位と4打差の4位タイで今大会を終えた。

ここのところ、ちょっと勢いづいている。
以前はドロー系の球を打ちたくて、大会中に無理に直そうと試みた事もあった。
ただ、急には直せないし、少しずつ変えて行ければ良いと冷静になる事ができるようになった。

2週間前に出場した『ANAオープン』では初日9位タイにつけた。
その事よりも予選通過して3日目の決勝ラウンドでジャンボ尾崎と同組になった事が緊張した。
「超一流プレーヤーと一緒に回れたんですから。」

スタート前にジャンボ尾崎が練習しているパッティンググリーンに駆け寄った。
「今日一緒に回らせて頂く白石です!」
「おう、よろしく!」

短い挨拶を終わらせて、スタートした。
すると、白石がダブルボギーを打った時などに声をかけてくれたという。
「どうしたんだよ!」

若い白石にとってはかけがえのない体験になった。
「今はこういう良い経験が、僕のこやしになっていってるんです」。

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