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第7回谷原秀人ジュニアクラシックを開催(7月31日)
2日間に渡って開催された大会は、まず7月30日にスナッグゴルフの部が行われ、あと2ホールで全組がプレーを完了する、という時点から夕立に見舞われたものの、選手もスタッフも懸命に進行を気遣い、なんとかプレーを完了した。
続く31日のゴルフの部では、痛いほどの夏の日差しが照りつける中、参加した選手全員が無事に18ホールを回り切り、集中力を切らさないプレーで、上位陣はバーディを重ねて、ハイレベルな競い合いとなった。
そしてホールアウト後は、練習場で谷原が子どもたちを待ち受け、次から次へとやってくる選手たちに、2時間に渡って噴き出す汗を拭いながらの丁寧な指導を行った。谷原はジュニアへの指導ポイントを、「グリップとアドレスを直してあげること」と、シンプルなポリシーの基に、その選手の個性を生かした指導を行っていた。
会場となった松永カントリークラブは、12才でゴルフを始めた谷原が、父、直人さんと、ゴルフの腕を磨いたゴルフ場で、自宅の尾道から何度も通った思い出深いコース。
谷原が高校一年生の時には、クラブ選手権で偶然にも1回戦で父親と対戦した思い出のコースでもある。
後に谷原は、クラブチャンピオンにもなったが、そんな思い出深いコースでのジュニア大会だからこそ、思い入れを持って7年の歴史を重ねている。
今シーズン、開幕からの前半でまずまずの滑り出しを見せた谷原は、夏のオープンウィークを経て8月下旬の関西オープンから再びツアーがスタートするが、「あと一歩というところでスコアを伸ばせていなかったが噛み合い次第。調子は良いので楽しみ。」と、ライフワークとなりつつあるジュニア大会での子どもたちのがんばりを、自身のモチベーションに変えて後半戦に挑む。