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HONMA TOURWORLD CUP AT TROPHIA GOLF 2015
ホストプロ! 高山忠洋がまぶしい好発進
晴天の初日は早朝7時半のスタートに、日陰と日向のコントラストが強烈で、「特にグリーン上が、全然見えない!」。出だしの10番で、1.5メートルの絶好のチャンスを外して悔しがる。
「横から朝日が照りつけて、全部白く見えるんですよ」。パットの際には普段、サングラスを外すようにしているが、「かけてやってみれば」とは、キャディの山根彰さん。素直に従ってみたが、あまりに太陽光がきつくてやっぱりラインも傾斜も全然読めない。
「惜しいのを、一杯外した」。
強い風が吹く中で、2アンダーの8位タイは上々の滑り出しでも、グリーン上に精彩を欠いて「本当ならもっと伸ばせた」と、思えばこそ「半分は残念という気持ち」。
首位とは2打差の好スタートにも納得が出来ないのは、「本間のプレッシャーが、ハンパないから」。いつも、スタッフがラウンドについて歩いてくれる。そんな手厚いケアこそ、2年前に総合契約に踏み切った理由でも、所属メーカーが総力をあげて起ち上げた第1回大会は、スタートから背後にずらりと、スタッフに見つめられれば、「なんだか見張られている感覚もしてしまって」と、そんな被害妄想も大会に賭ける思いの現れだ。
今週火曜日にきゅうきょ用意してもらった、プロトタイプの3番アイアンが、強風の中でも再三、唸りを上げれば感謝の気持ちもいや増していく。「こいつのおかげで、易しくコントロールが出来る」と、グリーン上ではまぶしさに細めた目を、このときばかりは新兵器への愛おしさでさらに細めて、「この大会で結果を出したい」。ますます気合いが入るホストプロだ。