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東建ホームメイトカップ 2013

藤田寛之が帰国【インタビュー動画】

時差ぼけの体にお酒がしみる。藤田寛之が帰国した。約2ヶ月のアメリカ巡業から、4キロも太って帰ってきた。2月に肋骨の疲労骨折が発覚。かろうじて、トレーニングは続けられたが長いこと打ち込みが出来なかった。その割に食べる量は減らずに、現在75.6キロ。

「体が重い・・・」。さらに怪我による調整遅れも加わって、「まだ実践型にはなっていない」と、2年連続2度目のマスターズは最下位で予選落ちを喫したのも「しょうがない」。

かねがねオーガスタは、人生最高潮の状態で挑んでも、まだ足りないと話していただけに、「ボールは曲がりまくるし飛ばないし」と明らかに調整不足では、本人にも当然の結果であった。

むしろ、もともと調子が悪い状態で臨んで「スイングを、どうして良いのか分からなくなった」と、ますます深みにはまり込んで帰ってきた感は否めない。

今週は月曜日に帰国するなり、トレーニングに汗を流して時差ぼけ解消にもつとめたが、火曜日はやっぱり早朝6時に目が覚めた。

初日は池田勇太と松山英樹の組み合わせにも、「もう1日練習日が欲しいくらい。勢いのある2人に引っ張ってもらわないと」と注目のペアリングにも、なかなか威勢の良い言葉は言えないが、それでも藤田には、責任というものがある。

この日17日の水曜日はプロアマ戦のスタート前に、選手会長とともに、鏡開きの開幕イベントに参加。池田は「マスターズから帰ったばかりで疲れておられるのに」と詫びたが、昨年の賞金王として要請があれば、断るわけにはいかない。

ジャンボ尾崎らと一升枡をグビッと飲み干せば、自らの国内開幕戦を実感しないではいられない。

「怪我をしたといっても去年の賞金王が、もたもたしていたらみっともない。早く優勝争い出来るレベルまで底上げしたい。早い段階で、今季1勝を挙げたいです」。
賞金王が、急ピッチの調整で国内初戦を迎える。

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