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ジャンボ尾崎が「新生ジャンボを見てください」
このオフは、すでに昨年の12月20日から本格始動。「主にゴムを使って肩関節の可動域を広げるトレーニング。柔軟性を高めるためにやっている」。
例年以上に打ち込みにも熱が入っている。それもすべては「今年の開幕を、万全の体勢で迎えるため」にほかならない。今なお枯れることのない向上心と探求心。
しかも、「今年はいつも以上に気持ちが前向き」。そう言い切れるのは、一番は「新しいクラブのおかげ」という。
今季、テーラーメイド社と新たに用具提供契約を結んだ。
「ドライバーも、アイアンも、ウェッジもパターも」。同社ブランドの「アダムスゴルフ」のクラブでシーズンを戦う。
14本の新兵器は特に、飛距離の面で顕著な効果が出ていることが、やっぱりジャンボには一番嬉しいという。
「たとえば5番アイアン。ここ数年は180ヤードくらいしか飛ばなかったんだ。だけど今は200ヤードを超えている。昔の飛距離に戻ったんだ。これは凄いことだよ。百人力を得た気分」と、にんまりだ。
「ほかに靴もバッグも全部新品。新生ジャンボで今年は戦う」。66歳が全身総入れ替えで、ぴかぴかの2013年を迎える。
同社プロには他に青木功やトム・ワトソン。
この日は同社ブースで行われたトークショーでは、青木がジャンボに向けて、大画面のビデオメッセージでエールを送ったが、昔のよしみで軽くあしらい「青木さんも、ワトソンも。あの2人はシニアだから」と、高笑いだ。
あくまでも、レギュラーツアーにこだわり続けるジャンボの今季のテーマは、すばり「常在青春(じょうざいせいしゅん)」。ジャンボならではの造語。そのココロは「人生、夢や目標さえあれば、いつでも青春!」と、少年のように目を輝かす。「今年は新しいクラブと気持ちのマッチングが合えば、相当楽しみだね」と、今から開幕に心躍らせる。
トークショーで存分にジャンボ節を咲かせたら、次は我らがJGTOブースに場所を移してファンに挨拶代わりのサイン会だ。どこまでも続く人波に、今年もここにありをアピールしたジャンボ。
「今年も会場に足を運んで、私の勇姿を見てもらいたい!」。
66歳の挑戦が、今から楽しみだ。
※私ども一般社団法人日本ゴルフツアー機構は「ジャパンゴルフフェア2013」のブースでジャンボ尾崎のグリップをかたどったブロンズ型を展示しておりました。これは、2010年にジャンボが世界殿堂入りをした記念に、米国在住の芸術家ジャック・キミック氏が製作されたもので、米フロリダ州にある世界ゴルフ殿堂にも展示されているものです。
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