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日本プロゴルフ選手権大会 日清カップヌードル杯 2013

ディフェンディングチャンピオンが執念の69

もともとなで肩が、もっとなで肩。上がってくるなり、ぐったりつぶやく。「疲れました・・・」。初日に続いてこの日の前半も、「バーディが来ない展開」。難コースでしのぐゴルフに、疲労困憊。それだけに、12番のチップインバーディも「イーグルを取った気分になりました」。

これを薬に一気に気力を取り戻した。
そこから3連続バーディで、完全に息を吹き返した。今週は、月曜日の夕食の席で「帝王学をたたき込んでやりました。後継者が頑張ってくれないと」と期待を託す若い藤本が、65で回って首位に立って44歳も奮い立つ。

一時は4オーバーと、予選落ちの危機から44歳の見事な帰り咲き。
予選ラウンドは、同組で回った弟子の松村道央に「格の違いを見せつけた」。そして、超大物ルーキーにも「やるな、というのを見せられた」。松山英樹の前では随所にベテランの技を見せつけ執念の69。通算1オーバーで決勝ラウンド進出に、ほっと胸をなで下ろした谷口だった。

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