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松山英樹が日本外国特派員協会で英語でスピーチ!

松山英樹が20日(月)都内で行われた日本外国特派員協会の記者会見に出席した。日本外国特派員協会から招待を受け記者会見を受けたプロゴルファーは、2002年の尾崎将司をはじめ2005年宮里藍、2009年片山晋呉、2011年石川遼に続いて松山が5人目。会場には100人を軽く超える世界のマスコミが集まった。

記者会見の冒頭では松山が英語でスピーチを披露した。「ハロー。マイネームイズ、ヒデキ マツヤマ。(以下和訳)こんにちは、松山英樹と申します。本日はお招きいただきまして有難うございます。尾崎将司選手や宮里藍選手のような偉大な選手に次いでご招待いただいたことを光栄に思います。また、多くの大学関係者や友人が住む東北を襲った、東日本大震災を継続して世界に報道していただき、重ねてお礼申し上げます。ご存知のとおり、私は先月上旬にプロ転向を表明いたしました。私を応援および支援してくださる多くの方に少しでも恩返しができるよう、ベストを尽くして参る所存です。」と考えてきたメモを英語で読み上げホットした表情で笑みを浮かべると拍手喝采がマスコミから湧き上った。

記者から将来の展望、目標はと聞かれ「メジャーで勝つ事が目標なのでそれに向かって日々練習、努力していくことです」と話した。またマスターズのコースであるオーガスタナショナルの印象について聞かれると「自分がとてつもなく難しいゴルフ場としすぎていたので、たいした事ないな。というのが印象です。」と会場内の笑いを誘うも「グリーンが硬くて速い。ティーショットは曲がってもいいコースなので、その他を極めていけば勝てるのではないかと自分は思っています。」と目を輝かせて話した。また、2016年のオリンピックに関する質問が出ると「3年後なのでまだ予想がつかないですが、出てみたいです。」とオリンピックにも出場意欲を見せた。

高校時代卒業したらプロゴルファーになる予定でいた松山は、高校3年生の時に「阿部監督から今のままプロになってもそこそこのプロにはなれる。しかし、トッププレーヤーになりたいのなら、練習環境も整っているうちに来てやった方が良い。とお話を頂いて、その言葉を信じて自分は東北福祉大学に進学することにしました。監督からは直接的なゴルフの指導は受けてないんですけど。」と話すと会場は笑いで包まれた。「自分が調子悪いときに監督から立ち直るきっかけをもらったり、色々な面でアドバイスを頂いています。」と会見場内で記者会見の様子を見守る阿部監督に感謝の気持ちを伝えた。

今年プロ転向後、先週の日本プロゴルフ選手権で4戦が経過した松山。つるやオープンの優勝を含むすべての大会で未だベスト10を外していない。早くも賞金ランキングでは、2位以下を大きく引き離し独走態勢すらも作りつつある。プロデビューの年に賞金王に輝いたプロは誰もいない。

驚異のゴルフで"異次元ゴルフ"を続けている松山だが、来週月曜日の27日には全米オープン予選に挑む。今年はすでに全英オープンの出場を決めているが、続く2大会目のメジャー出場に向け36ホールの過酷な戦いに挑戦する。

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